ソーバルの組込み開発は、カメラ、プリンタ、各種家電、オフィス機器、医療、AI、自動運転・産業用装置等、様々な開発に携わり技術を蓄積してまいりました。
基板回路、論理回路設計などのハードウエア開発から組込みソフトウエア開発までの広い技術範囲で、開発プロセスのどのフェーズに対しても積極的にお客様を支援いたします。
ソーバルの組込み開発
サービス内容
コンサルティングから量産対応までワンストップ対応可能
ソーバルの強み
ハードウエア・ソフトウエアの同時開発
基板回路、FPGA、ファームウエアを一貫して受託開発する事が可能です。
ハードウエアとソフトウエアの協調開発により、コミュニケーションロスを減らし、効率的に開発できます。
システム設計段階からの参画
エンドユーザ様でのユースケースからお客様と一緒に検討させていただき、システム設計段階から参画する事により、より緻密な要件定義と仕様確定が行えます。
上位レイヤーとの一括受託開発
WEB、クラウド等の上位レイヤーとの同時開発もまとめて受託し、組込み機器との協調開発が可能です。開発委託におけるオーバヘッドを削減します。
試作・量産対応
協力会社との提携により円滑な試作、量産対応が可能です。多種の量産対応経験により、コストを意識したシステム構成や部品選定が行えます。
主な開発実績
自動運転(AD/ADAS)
- 一般車両向け(先行/量産)
- 業務用特殊車両向け
担当部分:組込みソフトウエア
関連技術:画像処理、CAN/Ether、MATLAB/Simulink、Autosar、診断
AI
- リアルタイム画像の物体検出
担当部分:組込みソフトウエア
関連技術:ディープラーニング、画像処理、CUDA、Linux
衛星/ロケット
- ロケット内装置間ネットワーク
- 姿勢制御シミュレーション
- 衛星受信データ処理
担当部分:基板回路、FPGA、組込みソフトウエア
関連技術:宇宙機内専用通信処理、μITRON
オーディオ
- ヘッドフォン
- オーディオ機器
担当部分:組込みソフトウエア、プロジェクトリーディング
関連技術: RTOS、HDMI、HDCP、Linux
デジタルカメラ
- 一眼レフカメラ
- ミラーレスカメラ
- ネットワークカメラ
担当部分: 組込みソフトウエア
関連技術: RTOS、Linux、組込みGUI
産業機器
- 産業用UPS
- ロボットコントローラ
- 発電プラント制御装置
- 工作機械操作盤
- 基板検査装置
- コンテナ認識装置
担当部分:基板回路、FPGA、組込みソフトウエア
関連技術:ARM系CPU、FPGA、Linux、組込みGUI、デバイスドライバ、EtherCAT、エッジAI
環境機器
- ソーラーパネル向け表示機
- 電力監視サーバ
- 地震測定サーバ
担当部分:基板回路、組込みソフトウエア
関連技術:ARM系CPU、無線通信、Linux、組込みWEBサーバ、組込みGUI
駅務機器
- 改札機
- 券売機
- 窓口端末
担当部分:基板回路、FPGA、組込みソフトウエア
関連技術:x86系・ARM系CPU、FPGA、PCI-express、ARCNET、linux、uItron、モーター制御
医療機器・健康機器
- 血圧計
- 透析装置
- 歩数計
- 超音波診断装置
担当部分:基板回路、FPGA、組込みソフトウエア
関連技術:x86系・ARM系CPU、FPGA、Bluetooth、Linux、デバイスドライバ
店舗用機器
- ATM
- 発券機
- クレジット決済端末
- 自動販売機
- アミューズメント機器
担当部分:基板回路、組込みソフトウエア
関連技術:x86系CPU、PCI-express、EMV、画像認識
映像機器
- 業務用カムコーダ
- プロジェクタ
- パブリックディスプレイ
- 赤外線カメラ映像表示装置
担当部分:FPGA、組込みソフトウエア
関連技術:ARM系CPU、FPGA、SDI、映像拡大・縮小、フレームレート変換、Linux、uItron、マシンビジョン
ホームセキュリティ
- セキュリティサーバ
担当部分:組込みソフトウエア
関連技術: ARM系CPU、BLE、LTE、WiFi、Linux、RTOS
ファームウエア(組込み)開発
ファームウエアとは、ハードウエアを動かすための専用ソフトウエアです。
ただし、ソフトウエアが無形物であり、ハードウエアが有形物であるという前提において、ファームウエアは開発過程ではソフトウエアであり、完成物はハードウエアであると捉えることもできます。
このファームウエアは「組込み」とも呼ばれることが多く、またプリンタやデジタルカメラに組み込まれるなど、ファームウエアの市場認知度が高まってきたこと、通常のソフトウエア開発において求められるものとは一般的に異なる知識や技術がファームウエア開発に必要なことなどから、ソフトウエア(アプリケーション)、ハードウエアという概念に加えて、ファームウエア(組込み)という異なったカテゴリで一般的に認識されることが多くなってきたと考えております。
ファームウエア(組込みソフト)とは
ファームウエアの機能に関して、プリンタを例にとると、単純に片面に1ページしか印刷できなかったものが、モータの回転方向、用紙の送り方等を制御することで、両面印刷や、1面に2ページ印刷するといった複雑な“機器の制御”が可能になります。同様に、デジタルカメラでは、部屋の明るさを判定し自動でストロボを発光することや、手ぶれを補正して正しい画像の保存をするなどの機能を付加することができます。このように、身近にある電化製品の多くが、高性能・高機能化のためにマイコンを搭載しております。
ソフトウエアがパソコン等のコンピュータハードウエアとは別に存在している一方で、ファームウエアはマイクロコンピュータ(以下、マイコン)やセンサー、モータ等のデバイスを制御する「ICチップ」といわれるハードウエア内に存在するものであるため、製品においては、通常、ハードウエアの一種として取り扱われることが一般的です。
しかしながら、そのICチップに搭載される制御コード群の開発は、通常のソフトウエアの開発と同じくプログラミング作業によって行われるため、開発過程ではソフトウエアとして認識されることが一般的です。